湯川遥菜は殺害されたか？動画がYOUTUBEに。後藤さんが遺体写真を持つ

本当に残念なニュースが入りました。

本日、イスラム国に拘束されていた湯川遥菜とみられる遺体写真を持った、
後藤健二さんが英語で日本政府に訴える動画（Youtube)が公開されました。


ISISのYOUTUBEの公式アカウントは、
残虐な動画公開として停止されているため、
動画は現在見れないようなのですが・・・・


ISISのYOUTUBE公式アカウントとみられるページ

また、 2人が拘束された際に動画でナイフを振りかざしていた人間のTwitterアカウントもありましたので、 興味がある人は覗いてみて下さい！

日本政府は動画の信憑性は高いと判断しており、 おそらく湯川さんが殺害されたとみて間違いはないと思われます。
72時間を過ぎた後、 2人を殺害するという警告がだされておりましたが、 湯川さんが殺害され、後藤さんはまだ存命している。
これは湯川さんが敵対組織に所属していたこと。 一方、後藤さんはジャーナリストであるとイスラム国が知っているため、 湯川氏をより敵視したと言えるのではないかと考えてしまいます。

①次のイスラム国の要求

今までイスラム国は2億ドルといった、莫大な金額の身代金請求をしてきました。
しかし、今回公開された動画では要求内容が変わっています。

われわれを捕捉した人々は、その警告に沿って行動した。

安倍（首相）がハルナを殺害した。

彼らはもはや金は要求していない。

だから、テロリストに金を渡すことを心配する必要はない。

彼らは、ただ獄中にある彼らの姉妹、サジダ・リシャウィの解放を求めているだけだ。

それはシンプルだ。

あなたがたはサジダを釈放すれば私は解放される。

引用：毎日新聞

今回の要求は、 イスラム国の同胞を解放せよという要求に代わっています。
これを聞くと、 本来の目的はこのサジダ・リシャウィをいう方の解放が本来の目的なのではないかとも考えてしまします。
まず、現実味のない2億ドルという身代金を要求する。
これはイスラム国サイドも対応は無いと想定済み。
そして湯川氏を殺害（敵対組織に同行していたため、まず先に）
次に、2億ドルよりも、より一層現実味のある同胞の解放。
心理学的にも大きな要求を先にして、 次に小さい要求をすると通りやすいといいますし・・・・

②サジダ・リシャウィとは

サジダ・リシャウィは過去に大量殺人を行った、 アンマンに収監されている女性テロリストになるようです。

参照：http://aquilinefocus.blogspot.jp/

イスラム国の前身ともなっている「イラクの聖戦アルカーイダ組織」
この組織を率いていたザルカウィ容疑者の側近の親族とされている人間で、 過去にアンマンで結婚披露宴を狙った爆弾テロで50名超の人を殺害した。
本人も自爆テロを起こす予定であったが、 爆発装置が作動せず、逮捕され死刑宣告をされたようです。
ソース元が不明であるため、 確証はないのですが、他のネット情報だと
チェチェン反政府組織として800人殺害 し、 更に2002年にはモスクワで800人爆殺している 1級のテロリストのようです。

このような人間が世に放たれれば、 イスラム国は彼女を神格化し、 テロを加速化させるのではないでしょうか・・・・

☆最後に

自己責任論も論じられておりますが、 誘拐・拉致した方が間違いなく悪い。
しかし、解放の条件が非常に厳しいですよね・・・ 後藤さん一人の命の解放が、 他の何十人もの命と交換になる可能性もあります。
勿論私は日本人であるため、 後藤さんが無事に戻ってきてくれる方が喜ばしいことではありますが・・・・
今後の日本政府の対応が気になりますね・・・・